当院では年間120件程度の脊椎脊髄疾患に対する手術が行われています。
変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症、椎間板ヘルニア、椎間板症、脊椎・分離すべり症、脊椎脱臼・骨折などほとんどの脊椎・脊髄疾患に対応しています。歩行障害などをきたす重症例に対しては積極的に低侵襲手術を取り入れ、早期離床、早期社会復帰を図り、良好な成績を挙げております。椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、頚椎症などの繊細さが要求される手術に対しては手術用顕微鏡を用いて、脊髄神経に 影響を与えない方法をとっています。
頚部の椎間板が後方に突出し、脊髄が圧迫され、手足のしびれや運動障害、歩行障害、膀胱直腸障害などが起きてくる病態です。安静、内服で軽減することも多いのですが、症状の軽減がない場合には手術の必要が生じます。
頚部の襟のところから侵入し、圧迫している椎間板を切除して神経への圧迫を除圧します。
チタン性のスクリューなどで椎体を固定し、早期離床をめざします。