*朝食を摂るメリット
① 集中力・記憶力がUP
脳で使われるエネルギーは主にブドウ糖ですが、ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができず、すぐに不足してしまいます。就寝時もエネルギーは消費するため、朝はエネルギー欠乏状態であるため、朝食を摂り、エネルギーを補充することが大切です。
② 生活習慣病の予防
朝食を抜くことで、空腹感により昼食で必要以上の食事をとってしまうことがあります。すると、血糖値は一気に高くなりインスリンが過剰に分泌され、糖を脂肪として取り込むことになり体脂肪が増加し、太りやすくなり生活習慣病にかかるリスクが上がります。
③ 心の健康
朝食を食べないと、ブドウ糖が不足し、イライラしたり集中力が低下したりと、支障をきたしてします。また、バランスの良い食事をよく噛んで食べることで、別名しあわせホルモンとも呼ばれ、精神を安定させる働きのある“セロトニン”が分泌されます。
④ 排便習慣が整う
胃のなかに食べ物が入ってくることで大腸の動きが活発になり、腸内にある便を送り出すため、排便を促します。このような腸の動きは一日に何度か生じますが、朝食後が最も強く反応します。
*朝食で取り入れるべき栄養素
・炭水化物
炭水化物の多くにはブドウ糖が含まれています。脳のエネルギーに変えられるのは主にブドウ糖なので、頭を素早く回転させるためには炭水化物が必要不可欠です。
・タンパク質
タンパク質は、身体の細胞や筋肉を作り、修復するために必要な栄養素です。朝食にタンパク質を摂ることで、身体の成長や修復の促進・筋肉分解の防止・満腹感の持続など、様々な効果が期待できます。
・ビタミン、ミネラル
ブドウ糖を脳で消費するために必要な栄養であり、特にミネラルは、必要な量はわずかですが、体内で生成できないため、食事から摂る必要があります。
朝食にパンを食べる方にポイント!
パンは、手軽で種類も多く、朝食に取り入れる方も多いかと思いますが、その反面、脂質や糖質が多く、血糖値が上がりやすいというデメリットもあります。
Pint1,たんぱく質や食物繊維をとれるおかずを一緒に摂る。
例えば、野菜や卵を入れたサンドイッチや、パンと別におかずとしてスクランブルエッグなどもおすすめです。牛乳や果物なども取り入れ、不足しやすいカルシウムやビタミンも摂れると、なお栄養バランスのとれた朝食になります。
Pint2,ライ麦や全粒粉を使用しているパンを選ぶ。
ライ麦や全粒粉に入っている“食物繊維”には、血糖値の上昇を緩やかにする働きや、満腹感を早く感じられる効果があるため、ダイエットにも効果的です。
*適した時間
果糖は吸収が早く、すぐエネルギーに変えることができるため、朝食か昼食の活動がある時間帯がおすすめです。特に夜遅い時間は、体脂肪として蓄えられ、中性脂肪が上がる可能性があるため、避けるようにしましょう。