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最近では「腸活」という言葉もあるほど、腸内環境に注目が集まっています。
近年では腸の免疫力に関する研究が盛んになり、身体の免疫細胞の半分以上が腸に存在することがわかっています。免疫細胞は、インフルエンザや風邪のウイルス、病原菌やがん細胞に対応してこれらの病気にならないように働いている細胞です。
腸の状態が悪い、つまり便秘や下痢、ガスがたまりやすいなどの症状がある人は、その腸の状態が身体全体の健康にも影響している可能性があると考えられています。
乳製品や漬物などの発酵食品に多く、日常的に口にする機会が多い菌です。オリゴ糖などの糖分を利用しています。食べ物で摂取した乳酸菌はほとんど胃で死滅するため、「生きて腸まで届く」乳酸菌が開発されていますが、死んでしまった菌でも腸内環境を良くすることがわかっていますので生きた菌にこだわらなくでも大丈夫と考えられます。
人の腸内に多く存在する菌です。その数は乳酸菌の数百倍と言われています。乳酸菌は糖を分解して乳酸を作りますが、ビフィズス菌は酢酸を作ります。
この酢酸は、腸内のアンモニアの増加を抑えて環境を整えます。
食物繊維は腸の掃除をして排便をスムーズにする作用がありますが、それだけではなく乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌のえさとなり、善玉菌を活発にしたり数を増やしてくれる効果もあります。
ヨーグルトを食べる時にはバナナやキウイなどのフルーツ、オートミールやきなこなどを一緒に食べることでさらに腸に良い食事となります。普段の食事でも野菜をたくさん食べましょう。食物繊維は加熱しても減らないので、温野菜がおすすめです。
生きた菌が含まれている食品を食べても、その菌は腸に留まらず排便とともに出て行ってしまいます。
毎日の習慣が大切です。ヨーグルト、キムチ、納豆など塩分に気をつけながら食べましょう。
腸は副交感神経の働きにより活発に動くようになります。
ゆっくりとお湯に使って身体を深部から温め、よく眠ることで副交感神経の働きを高めましょう。