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【2024年10月】栄養課だより

秋においしい“果物”の適正量と選び方

*果物のいいところ

 近年の研究により、果物にはガンをはじめ、生活習慣病に対して予防効果があることが分かっており、他にも豊富な栄養素により、便秘改善や美容効果など様々な良さがあります。

*1日の摂取量の目安は?

 令和6年4月から始まった、21世紀における第3次国民健康づくり運動 “健康日本21“では、20歳以上の1日当たりの摂取量の目標値が200gと掲げました。
果糖を過剰に摂取すると肝臓で中性脂肪になり肥満のリスクがあるため、バランスの良い食事に加えて、量を守って摂ることが大切です!
(現在治療中の方やカリウム制限等がある方は、異なります。必ず主治医や管理栄養士に確認してから食べましょう!)

*200gはどれくらい?

りんご・梨 ・・ 1/2個
ぶどう ・・ 1/2房
柿   ・・ 1個
キウイ ・・ 1個
みかん ・・ 1個
バナナ ・・ 1本
※サイズによりグラム数は異なるため、あくまでも目安として参考にしてください。

*適した時間

 果糖は吸収が早く、すぐエネルギーに変えることができるため、朝食か昼食の活動がある時間帯がおすすめです。特に夜遅い時間は、体脂肪として蓄えられ、中性脂肪が上がる可能性があるため、避けるようにしましょう。

*よくある質問

≪ フルーツジュースはどうですか? ≫
100%のジュースであっても、生の果物に比べると食物繊維が下がるため体内へ果糖が急速に吸収されます。手軽であっても注意が必要です。
≪ ドライフルーツはどうですか? ≫
ドライフルーツによっては、糖質・着色料・香料・保存料などが加えられ、高カロリーのものもあるので、無添加がおすすめです。また、生のフルーツと同量とってしまうとカロリー過多になるため、個包装になっているものを選ぶなど、食べすぎには注意して下さい。

*おすすめの食べ方

①ヨーグルト
腸内環境を整える効果も期待できます。
②ナッツ
食物繊維や良質な脂質の摂取もできます。ただし、ナッツはカロリーが高いため、過度な摂取は避けるようにしましょう。
③果物の皮を食べる
果物の種類にもよりますが、皮には食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれています。
④生で食べる
加熱するとビタミンなどの栄養素が失われることがあるため、生での摂取がオススメです。

~リクエスト献立~

 9月23日に、職員の方からいただいた
リクエストメニューを提供しました。
以前からも海外の料理に関するリクエストが
多かったのですが、初めての挑戦でした。
想像以上に皆様に喜んでいただきました。

menu

*ガパオライス
*バーニャカウダ風サラダ
*プリン
*スープ(職員のみ)