30度近い日もあり、食べ物にも涼しさを求める季節になりました。夏は、スイカやトマト,きゅうりなど、体を冷やす食材が旬になります。薬味には、体を温める特性があるものが多くあり、体を冷やす食材と一緒に食べることで、中和してくれる効果があります。他にも、食欲増進や,殺菌・消臭など様々な効果をもつ薬味について、ご紹介します!
*薬味の種類と効果
生姜
体を温める作用をもち、食欲不振の改善や胃液の分泌促進の働きがあるといわれています。また、殺菌・消臭効果もあり、肉魚の臭みとりに効果的です。
ワサビ
“アリルイソチオシアネート”には、防腐・解毒効果とともに胃腸を温め、消化をサポートしてくれる効能があるので、冷えによる食欲不振によく効きます。
みょうが
香りの成分に含まれている“アルファピネン”は、血行促進,発汗作用などの効果による冷え性やむくみの改善や、食欲増進の効果が期待できます。
ねぎ
殺菌作用,血流促進,発汗作用,疲労回復,風邪予防など様々な効果があります。独特の香りと辛みの素となる“硫化アリル”という成分が含まれており、ネギを刻むことで揮発性の“アリシン”変わり、この成分が免疫効果を期待できるほか、殺菌・抗菌作用があり、脂肪の燃焼を促進するとされています。
糸みつば
三つ葉が含んでいる“クリプトテーネン”という成分には、食欲増進や消化促進に加え、不眠症の改善にも効果があるといわれています。
大葉
胃の調子を良くしたり、お腹を温めたりする作用があるので、胃腸が冷えやすい方は夏野菜を食べる際に一緒にとると効果的です。また、“ペリルアルデヒド”という成分には、強い殺菌効果や防腐効果があるといわれています。
すべての薬味は、過剰摂取により体に負担をかけてしまうため、摂り過ぎには注意しましょう!