食のコラムFood ColumnFood Column

【2025年5月】栄養課だより

食事バランスガイドについて

 “バランスの良い食事”とよく耳にすると思いますが、どういった食事がバランスの良い食事なのか、自分は食べすぎなのか不足しているのか、気になる方は多いと思います。今回は、厚生労働省と農林水産省の合同で策定された“食事バランスガイド”について説明したいと思います。
 

*食事バランスガイドとは?

 1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にしていただけるよう、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。食事バランスガイドは、“健康な方々”の健康づくりを目的に作られたものなので、糖尿病や高血圧などで医師または管理栄養士から指導を受けている方は、そちらに従ってください。
 

*見方

食事バランスガイドでは1日の食事を
「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの料理グループに区分し、
目安量を “SV/サービング” という単位で示しています。
また、食事バランスガイドはコマの形で示しており、食事のバランスが悪くなると倒れてしまうこと、コマは回転(運動)することでバランスが確保できることから、食事と運動の両方が大切である、という意味が込められています。
水・お茶などの水分も1日の食事のなかで欠かせない身体の主要な構成要素という意味からコマの軸として、菓子・嗜好飲料は「楽しく適度に」というメッセージを添えてコマのヒモとして、表現されています。
 

*自分の適正SVは ・・?

SVは、性別・年齢・身体活動レベルによって適正量が違ってきます。例えば、身体活動レベルは“低い・普通・高い”の三段階に分けられますが、活動量が増えるほどSVも増えます。
表を参考に、自分の適正を知りましょう! 
≪ 活動レベルの基準 ≫
高い:立ち仕事や移動が多い、
   激しい運動をしている
普通:デスクワーク中心、
   散歩や軽い運動をしている
低い:1日のほとんどを座っている
 

食事バランスガイドを活用した1日の目安量

年齢や性別、身体活動のレベルに応じて、主食+副菜+主菜を組み合わせましょう。
例えば、成人男性(活動量低め)であれば、3食のエネルギー量は、
合計 2,200kcal±200kcalとなります。
 

1日の目安量:

主食5~7つ、
副菜5~6つ、
主菜3~5つ、
牛乳・乳製品2つ、
果物2つ 
となります。簡単ではありますが、
ぜひ参考にしてみてください!
 

献立紹介

この日は、おたのしみ献立でタイ料理をテーマに提供しました。
当院では、麺がのびないよう、配膳されてから
患者様自身に汁を入れて召し上がっていただける準備をしています。
デザートも大変好評でした!
 

Menu(4/25)

*トムヤムラーメン
*グリーンサラダ
*カノンモーケン