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【2025年5月】栄養科だより

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【2025年11月】栄養課だより

これからの時期に流行る “ノロウイルス”

*冬に流行る理由!

ノロウイルスは感染力が強いため、食品の中で増殖しなくても、わずかなウイルス量で食中毒を起こします。
また、低温・乾燥した環境に強いウイルスのため、気温が下がり空気が乾燥した冬場に流行しやすく、
温度が低いほど長期間生存し続けるため、注意が必要です。
 

*感染ルートは?

① 経口感染
加熱不十分で食べた場合に起こります。
また、ノロウイルスに感染した人が調理することによって、その人の手から食べ物にノロウイルスが付着し、
それを食べることなどによって二次的に感染します。
② 接触感染
感染者の便や嘔吐物に直接触れて手や指に菌が付着することによって感染します。
また、十分手を洗わずに触れたトイレのドアノブなどを介しても起こるため注意が必要です。
③ 飛沫感染
感染者のおう吐物が床に飛散した際などに、周囲にいてノロウイルスの含まれた飛沫を吸いこむことで感染します。
④ 空気感染
感染者の便や嘔吐物が乾燥し、付着した埃とともに空気中を漂います。
これを吸いこんだりして、口の中へノロウイルスが侵入することで感染します。
 

*ノロウイルスを防ぐためには・・

以下の4原則に気を付けていきましょう。
① 持ち込まない
ふだんから感染しないように、丁寧な手洗いや日々の健康管理を心がけることや、
腹痛や下痢などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業をしないことが大切です。
② つけない
調理などの作業をする前などの“手洗い”をしっかりと行いましょう。
③ やっつける
食品に付着したノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85℃から90℃、90秒以上の加熱が必要です。
④ 拡げない
ノロウイルスの感染を広げないために食器や環境などの消毒を徹底
 

万が一、ノロウイルスにかかったらするべきこと

ノロウイルスに感染した場合、吐物や汚物にはノロウイルスが多く含まれているため、感染を拡大させないためにも、適切な方法で処理を行うことが大切です!
 

*吐物や接触面の消毒

ノロウイルスに触れた可能性のある場所を消毒しましょう。
≪ 家庭でできる消毒液の作り方 ≫
・ペットボトル(500ml)を用意する。
・ペットボトルのキャップ1杯分または2杯分の次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を入れ、水を入れる。
 

*自分の身を守る

吐物や汚物を処理している際に感染するケースが多いため、使い捨てのエプロンやマスク,手袋などを使用し、必ず自分自身を守りながら対処することが大切です。
 

*普段から予防する

症状が収まっても3~4週間はウイルスが排出されている場合があるため、予防対策として最も効果がある“手洗い・手の消毒”を普段から行い、感染予防に努めましょう。
 

献 立 紹 介

9/4、/5に実習生の献立を提供しました。
いつもと違ったメニューで皆様から大好評でした。
今回は5日の食事を紹介させていただきます。
 

Menu( 9/ 5)

* あんかけビビンバ
* 夏野菜ナムル
* 杏仁豆腐